動悸
動悸とは?
動悸とは、心臓の拍動を普段より強く、速く、あるいは不規則に感じる不快な症状です。「心臓がバクバクする」「ドキッとする」「脈が飛ぶ」といった、いつもとは違う感覚に気づくのが特徴です。
こうした症状は、数秒で治まることもあれば、数分以上続くことも。夜中に目が覚める方や、安静時に感じる方もいます。動悸は主観的な症状ゆえに「気のせい」と我慢したり、一人で悩みを抱えがちです。
しかし、「いつもと違う」この感覚は、あなたの体からの大切なサインです。時に心臓や全身の病気が隠れている可能性もあります。ご自身の動悸の症状を軽く見ず、専門家へ相談し、その背景を明らかにすることが非常に重要です。
こんな症状でお悩みではありませんか?
もし、あなたが以下のようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度当院にご相談ください。
- 急に脈が速くなったり、ドキッと脈が飛ぶ感じがする
- 胸が締め付けられるようにドキドキして、息苦しい
- 夜中に動悸で目が覚めて、なかなか眠れない
- 健康診断で不整脈を指摘されたが、どうしたらいいか分からない
- ストレスがたまると、いつも動悸がする気がする
- 運転中や会議中に眠気が襲ってきて困っている
特に以下の症状を伴う動悸の場合は、放置せずにすぐに医療機関を受診してください。
- 胸の痛みや圧迫感がある
- 息切れや呼吸困難を伴う
- めまいやふらつき、失神を起こした
- 意識が遠のく感じがする
- 手足のしびれや麻痺がある
動悸の原因
動悸は心臓の病気だけでなく、様々な原因で起こることがあります。
- 不整脈
脈が速くなる(頻脈)、遅くなる(徐脈)、不規則になる(期外収縮)など、心臓のリズムが乱れる状態です。多くは心配いりませんが、中には心臓病が原因で治療が必要なものもあります。 - 甲状腺機能亢進症
ホルモンの異常により動悸が起こることがあります。 - 貧血
酸素を運ぶ赤血球が少ないと、心臓がより強く働こうとして動悸を感じることがあります。 - 更年期障害
ホルモンバランスの乱れが原因で自律神経が不安定になり、動悸を感じることがあります。
精神的な要因や生活習慣も大きく関係しており、ストレスや不安によって自律神経が乱れると動悸を引き起こすことがあります。さらに、カフェインやアルコールの過剰摂取、喫煙も心臓に負担をかける一因となり、睡眠不足も心臓のリズムに影響を与えることがあります。
当院の動悸・不整脈診療
当院では、動悸の症状を詳しく伺い、適切な検査を通じてその原因を特定し、患者さんお一人おひとりに最適な治療をご提案いたします。
当院の診療方針
動悸は多様な原因で起こるため、まずは詳細な問診と丁寧な検査で正確に原因を突き止めます。患者さんの不安に寄り添い、検査結果や治療方針について分かりやすい言葉でご説明することを心がけています。必要に応じて、地域の基幹病院や循環器専門医との連携も密に行い、より高度な医療が必要な場合もスムーズにご紹介できる体制を整えています。
検査の種類
- 心電図検査
受診時の心臓のリズムを記録する基本的な検査です。短時間で心臓の状態を把握できます。 - ホルター心電図(24時間心電図)
小型の機器を装着し、24時間日常生活を送っていただきながら心電図を記録します。これにより、普段の生活の中で動悸がいつ、どのような状況で起きているかを詳細に把握できます。 - 心臓超音波検査(心エコー)
超音波を用いて心臓の動きや弁の状態、心臓の形などをリアルタイムで詳しく観察する検査です。心臓病の有無や程度を確認するために行われます。 - 血液検査
貧血、甲状腺機能、電解質異常など、動悸を引き起こす心臓以外の原因を調べるために行われます。
主な治療法
- 薬物療法
不整脈の種類や心臓の状態に応じて、心臓のリズムを整える薬や、心臓の負担を軽減する薬などを処方します。 - 生活習慣の改善指導
ストレスを溜めない、十分な睡眠をとる、カフェインやアルコールの摂取を控える、禁煙・節酒など、動悸の予防・改善につながる生活習慣のアドバイスを行います。 - 専門医療機関への紹介
薬物療法では難しい不整脈(例: 心房細動に対するカテーテルアブレーションなど)や、重篤な心臓病が原因の場合は、連携している専門医療機関にご紹介し、より高度な治療を受けていただけるよう手配します。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 動悸で受診する目安はありますか?
A. 頻繁に起こる、症状が強い、胸の痛みや息切れを伴う、めまいや意識を失うなどの症状がある場合は、すぐに受診してください。そうでない場合も、ご自身で不安を感じるようでしたら一度ご相談いただくことをお勧めします。
Q. 検査は痛いですか?時間はかかりますか?
A. 心電図やホルター心電図、心臓超音波検査は痛みは伴いません。ホルター心電図は24時間装着しますが、日常生活は普段通り送っていただけます。
Q. 不整脈と言われたら必ず治療が必要ですか?
A. 不整脈の種類や頻度、心臓の状態、自覚症状の有無によって治療の必要性は異なります。良性で治療の必要がない不整脈も多くありますので、まずは正確な診断が重要です。
Q. 日常生活で気を付けることはありますか?
A. ストレスを溜めない、十分な睡眠をとる、カフェインやアルコールの摂取を控える、禁煙するなどが大切です。医師から個別にアドバイスさせていただきます。
文責:リウゲ内科小田井クリニック 副院長 龍華章裕
