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貧血

「最近、立ちくらみが多い」「疲れやすくて息切れがする」「顔色が悪いと言われる」──そんな症状が続いている場合、貧血(ひんけつ)が原因かもしれません。

貧血は、多くの方にとって「よくある症状」として軽視されがちですが、体の中で酸素が十分に運ばれていない状態であり、放置すると慢性的なだるさや集中力の低下、さらに背景に深刻な病気が隠れていることもあります。

私たち「リウゲ内科小田井クリニック」では、貧血の原因をしっかり調べ、適切な治療と日常生活の改善アドバイスまで行っています。 特に女性や高齢の方、糖尿病・腎臓病の治療中の方には注意が必要です。

貧血の原因

貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが減って、体全体に酸素が行き渡りにくくなっている状態です。原因はさまざまですが、大きく以下のように分類されます。

1. 鉄欠乏性貧血(最も多いタイプ)

  • 月経過多や婦人科疾患による出血

  • 胃や腸からの慢性的な出血(胃潰瘍、大腸ポリープ、大腸がんなど)

  • 偏食やダイエットによる鉄不足

  • 妊娠や授乳期による鉄需要の増加

2. 慢性疾患に伴う貧血

  • 慢性腎臓病(腎性貧血)

  • 糖尿病などの慢性炎症状態

  • がんや膠原病などの慢性疾患

3. ビタミン欠乏や造血障害

  • ビタミンB12や葉酸の不足(悪性貧血)

  • 骨髄の病気(再生不良性貧血、白血病など)

  • 溶血性貧血(赤血球が壊れやすくなる)

当院では、血液検査を通じて貧血の種類や原因をしっかりと評価し、必要に応じて胃カメラ・大腸カメラや婦人科・消化器科への紹介も行います。

貧血によって引き起こされる症状と病気

主な症状 具体的な状態
疲れやすい 以前より疲れが抜けにくい、集中力が続かない
息切れ・動悸 軽い運動でも息が上がる、心臓がバクバクする
めまい・立ちくらみ 特に起床時や立ち上がり時にふらつく
顔色が悪い 周囲に指摘されることも多い
頭痛や肩こり 酸素不足による筋肉の緊張や血流低下が影響
食欲不振・むくみ 慢性化すると全身症状が現れることも

また、背景にある病気として以下が挙げられます。

  • 子宮筋腫、子宮内膜症など婦人科系疾患

  • 消化器の出血性疾患(潰瘍、ポリープ、がん)

  • 慢性腎不全(腎臓からの造血ホルモン低下)

  • 骨髄の異常

これらを見逃さないためにも、単なる「鉄不足」だけではない可能性を視野にいれた検査と診療が重要です。

貧血の処置や治療法

貧血は原因に応じた治療が必要です。鉄分をとるだけでは改善しないこともあります。

1. 鉄欠乏性貧血の場合

  • 鉄剤の内服または注射(胃への負担に注意)

  • 食事指導(レバー、赤身肉、魚、大豆製品など)

  • 出血原因の検査(婦人科・消化器科連携)

2. 腎性貧血・慢性疾患性貧血

  • 腎性貧血には造血ホルモン製剤(エリスロポエチン)

  • 慢性炎症のコントロールが治療の鍵

  • 腎臓内科での専門的管理が必要になることもあります

3. ビタミン欠乏型や再生不良性貧血

  • ビタミンB12・葉酸の補充

  • 血液内科での精密検査が必要なケースあり

当院では、血液検査から食事・生活指導まで幅広く対応しており、必要に応じて専門病院への紹介もスムーズに行えます。

貧血についてのよくある質問

Q1. 鉄のサプリで治せますか?
A1. 軽度であれば改善することもありますが、自己判断での対処は危険です。鉄剤の過剰摂取は肝臓に負担をかけることもあるため、医師の指導のもとで行うことが大切です。

Q2. 生理の量が多いのですが、それも関係ありますか?
A2. はい。月経過多は鉄欠乏性貧血の大きな原因の一つです。婦人科と連携しながら治療を進めることが望ましいです。

Q3. 貧血は治りますか?
A3. 原因が特定され、適切な治療をすれば多くの貧血は改善可能です。ただし、慢性的な疾患がある場合は、長期的な管理が必要です。

院長より

貧血は軽い症状のようでいて、体の中では大きな異常が起きているサインかもしれません。特に「疲れやすい」「めまいがする」など、日常のちょっとした変化に目を向けることが大切です。

リウゲ内科小田井クリニックでは、腎臓病や糖尿病、生活習慣病などを専門としながら、全身の健康を見守る総合内科として、貧血の診療にも力を入れています。 気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

文責:リウゲ内科小田井クリニック 副院長 龍華章裕

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