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糖尿病

1.糖尿病専門医による専門性の高い治療

名古屋市西区のリウゲ内科小田井クリニックは、開業40年以上の長きにわたり、名古屋市の地域の皆様の健康をサポートしてまいりました。当院には、糖尿病専門医が在籍しており、最新の知見と豊富な経験に基づいた質の高い糖尿病治療を提供しています。

  • 健康診断で血糖値やHbA1c値が高いと指摘された
  • 最近、喉がよく渇く、尿の回数が増えた、などの症状がある
  • 以前に糖尿病の治療を受けていたが、途中でやめてしまった
  • 現在の糖尿病治療ついて、セカンドオピニオンを聞きたい

上記に当てはまる方以外でも糖尿病に少しでもお困りの方は当院にご相談ください。

当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルや病状に合わせたオーダーメイドの治療プランを提案します。糖尿病専門医と専門スタッフが連携し、薬物療法だけでなく、管理栄養士による食事指導や看護師による生活指導など、多角的なアプローチで糖尿病の改善をサポートします。

名古屋市西区で血糖値やHbA1c値が高いと指摘された方、すでに糖尿病と診断されている方も、ぜひ一度、名古屋市西区のリウゲ内科小田井クリニックにご相談ください。早期発見・早期治療で、糖尿病の進行を防ぎ、健康維持に努めましょう。

2.糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が高い状態が続く病気です。通常、食事から摂取されたブドウ糖は、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンの働きによって細胞に取り込まれ、エネルギーとして利用されます。しかし、このインスリンの働きが悪くなったり、インスリンの分泌量が不足したりすると、ブドウ糖が細胞に取り込まれにくくなり、血液中にブドウ糖が滞留して高血糖状態となります。

糖尿病には大きく分けて二つのタイプがあります。一つは1型糖尿病で、自己免疫疾患などが原因でインスリンを分泌する膵臓の細胞が破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなるタイプです。比較的若年層に多く発症すると言われています。もう一つは2型糖尿病で、こちらは遺伝的要因に加え、肥満や運動不足、過食、ストレスなどの生活習慣が大きく関与して発症します。インスリンの分泌量が低下したり、インスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」が起こったりすることで発症し、日本人の糖尿病の約9割を占めています。

糖尿病の初期段階では、目立った自覚症状がないことがほとんどです。そのため、健康診断などで偶然発見されることも少なくありません。しかし、高血糖状態が長く続くと、全身の血管や神経にダメージを与え、様々な合併症を引き起こすリスクが高まります。

糖尿病の主な合併症には、視力低下や失明につながる「糖尿病網膜症」、腎臓の機能が低下する「糖尿病性腎症」、手足のしびれや痛み、壊疽などを引き起こす「糖尿病性神経障害」のほか、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患のリスクも高まります。

これらの合併症を予防し、健康な生活を維持するためには、早期に糖尿病を発見し、適切な治療と継続的な管理を行うことが非常に重要です。名古屋市西区のリウゲ内科小田井クリニックでは、糖尿病専門医がこれらの病態を丁寧に診断し、患者さんの健康寿命を延ばすための最適な治療と生活指導を提供しています。

3.糖尿病の診断

糖尿病の診断は、主に血液検査によって行われます。特に重要なのは以下の項目です。当院では、一部の検査結果を当日にご説明することが可能です。

空腹時血糖値

10時間以上絶食した後の血糖値を測定します。126mg/dL以上の場合に糖尿病が強く疑われます。

HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)値

過去1~2ヶ月間の平均的な血糖の状態を示す指標です。赤血球中のヘモグロビンに糖が結合した割合を示し、血糖コントロールの目安となります。6.5%以上の場合に糖尿病と診断されます。健康診断で異常を指摘されることが多い項目です。

随時血糖値

食事の時間に関わらず測定する血糖値です。200mg/dL以上の場合、糖尿病が強く疑われます。

75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)

空腹時にブドウ糖液を飲み、その後30分、1時間、2時間後の血糖値の変化を測定する検査です。糖尿病の診断や、糖尿病予備群である「境界型糖尿病」の判断に用いられ、より詳細なインスリン分泌能やインスリン抵抗性の評価が可能です。

これらの検査結果を総合的に判断し、糖尿病の診断が確定されます。当院では、患者様のご負担を軽減するため、迅速かつ正確な検査を心がけております。名古屋市西区のリウゲ内科小田井クリニックでは、これらの検査を通じて糖尿病の早期発見に努め、患者さんに分かりやすい言葉で結果を説明し、最適な治療へと繋げています。

4.糖尿病の合併症

糖尿病が怖いと言われるのは、その合併症にあります。高血糖状態が長く続くことで、全身の細い血管や神経が徐々に傷つき、様々な臓器に深刻な障害が起こります。特に注意が必要なのが、糖尿病の「三大合併症」と呼ばれるものです。

糖尿病性網膜症

目の奥にある網膜の毛細血管が障害され、出血や網膜剥離などを引き起こします。進行すると視力低下、飛蚊症(目の前に黒い点や糸くずのようなものが飛んで見える)が現れ、最悪の場合、失明に至ることもあります。初期には自覚症状がないまま進行することが多いため、糖尿病と診断された方は定期的な眼科検診が非常に重要です。

糖尿病性腎症

腎臓の中にある非常に細い血管の集合体(糸球体)が障害され、腎臓の働きが悪くなります。初期には尿中に微量のタンパク質が漏れ出す(微量アルブミン尿)程度で自覚症状はありませんが、進行するとむくみや貧血、倦怠感などが現れ、最終的には人工透析が必要となる場合があります。

糖尿病性神経障害

高血糖により、全身の神経が障害されます。手足のしびれ、ピリピリ感、痛み、感覚の鈍化(熱さや痛みに気づきにくい)などの症状が現れることが多く、特に足の感覚が鈍くなると、小さな傷や水ぶくれに気づかず、感染症や壊疽(えそ)に進行するリスクが高まります。また、自律神経が障害されると、立ちくらみ(起立性低血圧)、発汗異常、排尿障害、便秘や下痢、ED(勃起不全)など、全身の様々な症状を引き起こすことがあります。

これら三大合併症の他にも、糖尿病患者さんは動脈硬化が進行しやすくなるため、心臓病(心筋梗塞、狭心症)や脳卒中(脳梗塞、脳出血)、足の血管が詰まる末梢動脈疾患(閉塞性動脈硬化症)のリスクが高まります。また、歯周病の悪化、重篤な感染症(肺炎、足病変など)への抵抗力の低下、認知症のリスク上昇なども指摘されています。

合併症の進行を抑え、健康な生活を維持するためには、早期の段階で糖尿病を発見し、適切な治療と継続的な血糖管理を行うことが不可欠です。名古屋市西区のリウゲ内科小田井クリニックでは、糖尿病専門医と専門スタッフが連携し、薬物療法だけでなく、管理栄養士による食事指導や看護師による生活指導など、多角的なアプローチで糖尿病の改善をサポートします。合併症の早期発見・早期治療にも努めておりますので、少しでも気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。

文責:リウゲ内科小田井クリニック 副院長 龍華章裕

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